和田川ダムに行ってきました

前回、ちょっと無理をしちゃったので…
今回はおとなしく近間のダムを見学しました。
今回は和田川ダムです。
庄川の支流、和田川にある小さなダムです。

砺波市街地からすぐに行くことが出来る、町に近いところにあります。
周りには増山城跡、運動公園やキャンプ場もあり、
ちょっと郊外の憩いの場所みたいなところです。
ダム本体です。庄川の上にあるダムに比べると、
小さいので迫力はありませんね。。

このダムは県営のダムで、庄川系のダムの中でも珍しい
多目的用途のダムになります。
発電から、洪水調節、かんがい、工業用水、水道水など、
様々な用途に使われています。
ちいさいのに働き者です。

ダムの上は渡ることができ、増山城跡まで行くことが出来ます。

増山城跡までの山道がありますが、今日は上までは登りませんでした…。
ここもいつか詳しく見てみたいですね。

かわりに増山城のリーフレットを入手しました。
なんと!こんなところにきれいなパンフレットが入っています。

結構しっかり作ってあったので、
気になる方は是非行って実物を見てみて下さい。
ゲートの写真です。クレストゲートといって
ダムの最上部に付けられるゲートのことを総称していいます。
大雨などで湖の水が急激に上がったとき、
開閉し大量の水を排出します。

通常は発電など他の用途に水が使われているので、
水を流す必要が無いときは閉まっています。
ゲートの先も水が流れてないですね。

湖の写真です。左奥に赤い増山大橋がかかっています。


水道水も供給してる湖ですが、いかんせんゴミが多いような気が…
やっぱり町が近くだとゴミも多く流れ着くのですね。。
ダムの下にある発電所です。
発電に使った水が渦を巻きながら流れていってました。

町も近く、集落のそばのダムなのですが、とても静かなところでした。
おちついて散歩をするには、アクセスもしやすいので、
ちょうどいいところかなと思いました。
…あんな山奥じゃないですし。
富山県側の庄川のダムは支流を含めて、
あとは境川ダムのみになりました。
桂湖はきれいと言うので、ワクワクしてます♪

利賀川ダムめぐり

庄川のダムは御母衣までまわったので、
次はどうしようか?と思ったのですが、今回は支流にあたる
利賀川のダムを巡ってみました。
毎度文章多いですが、おつきあい願います…
R156から利賀に分かれるR471をひたすら登っていきます。
国道ですがカーブがきついのと、いきなり1車線みたいになったりで危ないので
ゆっくり走ります…。

ちょうど頂上付近につくと、目を引く看板があります。
現在、利賀川には「利賀ダム」という新しいダムを建設中でして
その完成予想図がこうして看板で展示されているのです。
肝心のダムの工事は
まだ、道路までしか出来てませんが…。

頂上から見ると谷底から大きな柱が立っています。
この柱の上に、ダム湖を渡る橋が架かります。柱の右にトンネルが見えますかー?
柱の下の方は全て湖の底になってしまうわけですね。
この谷には、今は豆谷ダムという小さなダムがありまして、
利賀ダムが出来るとこのダムもダム底に沈んでしまいます。。
豆谷ダムに行ってみましょう。
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工事用道路でうまりナビに元の道がなかったりしたのですが
それっぽい道をたどります。

山の上からみえた橋脚がすぐ目の前にあります。
遠くからもよく見えたので近くで見るとすごい大きさです。

ということは、今自分が立ってるところがすっかり沈んでしまうと言うことですね。。
なんだか不思議なかんじです。

工事用の道路をせっせと走ると小さいダム湖が見えてきます。
豆谷ダムはダムの上流側からしか見れません。
ダムのおもて(?)にあたるコンクリートの壁部分はみれないんですね
残念です。

休みなので作業の人もいなく、ウグイスの声だけが聞こえます。

ダムの近くに豆谷隧道とかいうトンネルがありました。旧道のトンネルですかね?
文字も右から読みます。。昭和二十四年十二月…? すごい古い!

工事現場の中なのでこのトンネルも、もう埋まってしまうのですね。
奥はまっくらでユーレイがでそうなので逃げるように帰ります。。

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利賀川の上流にはまだダムがあります。
利賀そばの里があるr34を、上流に進みます。
ダムは山奥の小さな集落にあります。
千束(せんぞく)ダムといいます。

小さな堤体におおきなゲートが1門だけの小さなダムです。
ゲートがひとつだとなんだか一つ目に見えますね?

ダムのすぐ前に橋が架かっているので、このダムは正面から
大きなゲートが見えます。
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利賀川の最上流にはもう一つダムがありまして
水無(みずなし)ダムといいます。
…今思えば千束ダムで引き返しておけば良かったです。。
ここをめざしたのがまずかったです。。
このダムは岐阜県との境にあるダムですが。
道が険しくてそう簡単にたどりつくことが出来ないダムです。
ダムまでの道のゲートはがっちり閉まってました。。

ふとゲートの右を見ると
砂利道ですが通れそうな道があったので入ってみました。
あとでわかったのですが、この道は牛首林道という作業林道だったのです…。
水無ダムにも行けますし進んでいけば白川村まで出ます。

最初はわりとまともだった道もどんどん険しくなってきます…。
雪もまだまだ残ってますし、なんとエンジンの音で落石が!
どろどろの水たまりもあるパリダカラリーみたいな道になってきました!

半分くらい進み、マズイよね…? もう引き返そうかな…?
と思ったところで、道路の真ん中に大きな岩が…
なんだかほっとして、引き返そうかとしたところ…!!

プシュー
やっちゃったー!!
とがった石でしょうか。。
タイヤがパンクしちゃいました。。
パンクした足を引きずりながら、ソロソロと山を下ります…
石が空気のないホイールにあたりひどい音が鳴ります。。
なんとか、舗装道路までおりてきてタイヤを交換です。。

水無ダムには近づけなかったです…
やっぱりこのダムに行くためにはちゃんとした装備で臨まないとダメですね。
なにより無事におりてこれて良かった…。
帰り道、こんな道のあとは怖かったR471も
とても快適な道に感じました…。

御母衣ダムに行ってきました!

庄川ダム巡りですが、GW中ついに、御母衣ダムまで行ってきました。
白川郷で有名な白川村にある大きなダムです。
えっと…この間行った赤尾ダムを越え
道沿いに3つのダムを越えるとようやく御母衣ダムにつきます。
なんと100mの高さを超えるロックフィールダムです。

御母衣ダムは電源開発(J-POWER)という会社の電力ダムです。
恥ずかしながら、電源開発という会社、初めて知りました…。
大きな会社なのですね。

このあたりは地質が悪く、コンクリートのダムでは
十分な強度が保てないため、地質の悪いところでも頑丈な、
ロックフィルダムでの建設となったそうです。

非常用の洪水吐です。
非常時にはここをつたい水が流れます。

庄川沿いにある13のダムに、安定して水を送る、庄川の親玉みたいなダムです。
下にある発電所で年間5.8億キロワット発電をしてるらしいのですが…
ピンと来ないのですが…
すごいってことだけはなんとなくわかりました。。

ダムの頂上からの写真です。
風が強かったです!

ダムの近くにはダムサイドパークがあり、ダムの歴史などが展示されてます。
夕方ごろだったのであんまり人はいなかったのですが…。
ダムから、さらに道沿いに登ると、荘川桜が道沿いに見えてきます。
荘川桜は御母衣ダムに水没した村にあった大きな桜の木です。

当時御母衣ダムの開発は、
ダム完成時に底に沈んでしまう村の住民との間で
激しく対立がされていました。。
電源開発の社長、高碕達之助さんは
ダム湖に沈む村の住民との間を、7年にも及ぶ交渉の末
ようやく開発を認めてもらうことができました…。

その解散式後、高碕さんは水没地をめぐり歩き
光輪寺というお寺にある大きな桜の木を見つけました。
その桜に感動した高碕さんは、この桜の移植を
決断されたというわけです。

桜は環境の変化に弱いので、うまく根を張るかが心配されましたが、
今では移植のとき切り落とされた枝も伸び、元気な姿になりました。
満開の桜を見るまでには10年も月日がかかったそうです。
高碕さんは満開の桜までは見れずに亡くなられてしまったのですが、
ダムのそこに沈んでしまう住民への想いが、満開の桜になって
実を結んだということなんですね!
庄川のダムはここでいったん区切り、
次からは富山県内の他のダムを見てみたいと思います。
隣の県まででしたが、自分の中では
けっこう大冒険でした。。

庄川ダム巡りのつづき

順調に続いてる(?)ダム巡りですが、今回はさらに庄川上流のダム、
小原ダムと赤尾ダムを見てきました。
小原ダムは合掌集落で有名な上平村にあります。
156線を登ってきて集落に入り、
ちょうど小原トンネル(そのまんま…)の入口、右側にあります
近くに小原発電所があるのでその近くです。
y-P1000836.jpg
ダムの形は小牧、祖山と同じ重力式ダムで
関西電力ダムの特徴の大きな黒いゲートが8つついています。
ダムの上には立ち入り禁止で入れませんでした…。
y-P1000900.jpg
なので近くの橋から正面を撮影です。なにやら不思議な穴が開いてますね。
この水が流れてるのは、ずっと見ていてもあきないですねー。
y-P1000901.jpg
y-P1000867.jpg
ダム湖はとても静かでした、国道を流れる車の音だけが小さく聞こえます、
湖のほとりに「くろば温泉」がみえます。写真の三角屋根の建物です。
くろば温泉は熊の看板が目立つ温泉です。
y-P1000822.jpg
途中の合掌集落を横目に
更に上のダムを目指します…。
y-P1000921.jpg
赤尾ダムにつきました。
といっても赤尾ダムは、道の駅上平ささら館の裏にあります。
ダムがあるとは気付かないような感じです。
ささら館の後ろに見えてるのが赤尾ダムです。
y-P1000915.jpg
赤尾ダムには、大きな長方形のゲートが5つついています。
同じ関西電力ダムですが、このダムは新しいほうなので
使われている装置も違うのでしょうかね?
それにしても、こんな水の落差のないところにまで
発電所が建つのですね。。
y-P1000939.jpg
近寄ると見上げるほど巨大なゲートです。
ローラーゲートと言うみたいです。
フムフム
y-P1000932.jpg
ここもダムの敷地内は立ち入り禁止でした。。
なんだかこの辺のダムは、一般人は歓迎してない感じですね。。
だいぶん高いところまで来ましたが
ここから庄川最大の御母衣ダムまでには、川沿いにまだ3つもダムがあります
また、桂湖を従える境川ダムもあるので、まだまだ先は長いですねー
ガソリン高騰もあるし、いっぺんに回れる予定でも考えてみようかな…?

引き続きダム見学

なにやら恒例になってまいりました、素人ダム巡りです。
今回は、先週の合口ダムに続き、さらに庄川上流のダムを見てきました。
小牧ダムと祖山ダムです。
小牧ダムはR156線を登り始めると、左側にすぐに見えてきます
y-P1000479.jpg
戦前に建造された発電用のダムで
関西電力がここから下流にある小牧発電所まで
水力発電用の水を送っています。
たくさんの遺産として登録されている、由緒正しい?ダムで
「土木遺産」「登録有形文化財」「近代化産業遺産」などがありました。
近くにあった説明によると…
「戦前に作られたダムの中で東洋一の高さ79.2mを誇り、
耐震性の基礎を築いた「物部長穂」の設計を、
初めて取り入れた、最新技術を投入したダム」
だったそうですが、なんのことかさっぱりですね…。
おおきな堤体にゲートが17門もあるので、すごい迫力があります。
y-P1000509.jpg
反対側から、自分の車が右中ほどにあるんですが
大きさわかりますか?
重力ダムですが、ダムがゆるいアーチを描いているので、
並んでるゲートがよく見えます。
この日は2つゲートが開いていました。
y-P1000497.jpg
なぜかダムの上にはクルミが
y-P1000522.jpg
祖山ダムに向かいます。
祖山ダムは小牧ダムほど開放されてないので
ダムへの入口もわかりづらいところにあります。
y-P1000556.jpg
祖山ダム近くにある水車の展示です。
このあとに通る祖山トンネルを
抜けたスノーシェードとの間が入口です。
わかりにくいので、周りをうろうろしました。。
y-P1000773.jpg
なんとこんなとこから入ります。。
y-P1000758.jpg
ダムは奥に主堤体、手前に副堤体、と
コンクリートの部分が、分かれている形をしていて、
真ん中に山が挟まれています。
副堤体の上は、人が通れ奥まで行くことが出来ます。
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副堤体の上にはゲートはありませんが、
昔、なにか設備があったのか複雑な形をしていました。
y-P1000586.jpg
副堤体をわたると真ん中の山に着きます。
ここから山を回り込むと本体に行けます。
y-P1000641.jpg
山のうえに登れそうな、気になる階段があるので
登ってみました。
y-P1000602.jpg
y-P1000606.jpg
階段は急な上、木が倒れていてなかなか大変でした。
階段の上には、殉職者の慰霊碑が立っていました…。
たくさんの方が亡くなったのですね…。
手を合わせてあとにしました。
山を下りて主堤体に向かいます。
y-P1000654.jpg
主堤体には12門ゲートがありますが、
ゲート上には許可がないと入れないみたいです。
管理事務所、アスベスト注意とあります…
y-P1000712.jpg
山の裏側です。ダムに浮かぶ浮きを巻き取る装置?
みたいなのがありました。
この浮きでゴミを集めています。
y-P1000695.jpg
だんだん家から遠くなってきましたが、
いつまで続くでしょうかねー。

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